フジテレビの梅津弥英子アナウンサーが、静岡県伊藤市の学歴問題に関して辛辣な発言をし、視聴者の注目を集めている。13日に放送された「日曜報道」において、伊藤市の卓保星市長の卒業証明書に関する疑惑について言及。卓保市長は、実際には東洋大学を助籍となっていたにもかかわらず、市の広報で卒業したと紹介されていた問題が浮上している。
伊藤市議会は同日、特別委員会を設置し、卓保市長の出席を求める決議を可決。地方自治法に基づき、正当な理由なく出席を拒否したり虚偽の証言を行った場合には罰則が科されるため、事態は緊迫の度を増している。卓保市長は、学歴に関する疑惑が指摘された後、6月末に卒業証明書を取得しようとした際に助籍の事実を把握したと説明している。
梅津アナは「なぜ堂々と言えないのか」と疑問を呈し、卓保市長の卒業証明書について「本物だと思っているが、その手にした経緯は曖昧」と指摘。市議会からの提出要求が高まる中、卓保市長は辞職し、出直し選挙に出馬する意向を示している。
この学歴問題は、地方自治体の信頼性を揺るがす重大な事態であり、今後の展開から目が離せない。梅津アナの発言がどのような影響を及ぼすのか、そして卓保市長がこの危機をどう乗り越えるのか、注目が集まっている。