平野紫耀の過酷な現状が明らかに…元ジャニーズアイドルが直面する厳しい現実
2023年5月に「キング & プリンス」から脱退した平野紫耀氏が、新事務所TOBEでの活動を開始してから約1年が経過した。しかし、彼の現状は一見順調に見えるものの、実際には厳しい状況が続いていることが浮き彫りになった。平野氏は新グループ「ナンバー_i」の中心メンバーとして活動しているが、競合する新興グループとの格差が広がっているとの噂が飛び交っている。
平野氏は「キング & プリンス」の中心メンバーとして、音楽番組やバラエティに引っ張りだこだった。しかし、グループを脱退した直後はドラマ出演が途絶え、バラエティ番組への出演頻度も急激に減少した。このため、SNS上では「平野ロス」と呼ばれるファンの悲鳴が上がる一方で、「ジャニーズを辞めたら終わり」という厳しい声も少なくなかった。
2024年には「ナンバー_i」として再始動し、NHKの「ベニュー10」への生出演を皮切りに、各種音楽番組でパフォーマンスを重ねた。しかし、最近では「ナンバー_i」が行った全国アリーナツアーで、チケットが転売市場で値崩れしたことが物議を醸している。デビュー1年目のグループとしては異例の事態で、人気が低下しているのではないかという疑問も生まれている。
専門家によると、平野氏の熱狂的なファンは高額な転売価格を支払わない傾向があり、結果的に転売市場が成り立たなかったという分析がある。また、実際のライブ会場にはファンが詰めかけ、空席はほとんど見当たらなかったとの証言もあり、即座に「オワコン」との評価を下すのは早計だという意見も存在する。
他方、競合する「スタート者」には、スノーマンやストーンズといった人気グループが揃っており、彼らは音楽特番への露出やイベント参加において圧倒的な存在感を示している。特にスノーマンは初週ミリオンセールスを達成し、ストーンズも安定した売上を記録している。一方で「キング & プリンス」は、脱退したメンバーがいるにもかかわらず、2人組としての活動を維持し続けている。
平野氏が所属する「ナンバー_i」の初週売上は48.1万枚を記録し、ストーンズをわずかに上回る結果を残したが、業界内での競争は依然として厳しい。SNSやYouTubeを駆使した新たな戦略で海外のファンも取り込みつつあるが、デジタル面での戦績が「スタート者」のタレントを上回るかどうかは、今後の展開次第だ。
平野紫耀氏の好感度は依然として高く、ナンバー_iのライブに対する期待感も強い。しかし、競争が激化するアイドル業界で生き残るためには、さらなる戦略が求められる。今後のTOBEの動向が注目される中、平野氏のカリスマ性がどのように業界に影響を与えるのか、引き続き注視していく必要がある。