7月20日投票の日程で行われる参院選は、248議席のうち改選は124議席と東京選挙区の欠員の補充を合わせて125議席をめぐって争われる。焦点は自民・公明の与党が敷いた勝敗ラインである「非改選の議席と合わせて与党で過半数の議席(50)を確保」だが、かなりの苦戦が予想されている。対照的に参政党の躍進が注目されているが、官邸や与党はそれをどう見ているのだろうか。
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「官邸や自公与党の共通した認識として参政党についてひとことで言えば“サプライズ”になるようです。ここまで勢力を伸長させるとは想定されていなかったということでしょう。自民支持層はもちろんこれまで自民から票を奪ってきた国民民主からも票が流れている印象があります」
と、全国紙政治部デスク。
「今回の参院選で参政党は5議席以上の獲得が見込まれています。2ケタどころかそれを大きく超えるとの見方があり、その可能性も否定しませんが、いずれにせよ台風の目であり大躍進と言ってよいでしょう。選挙が近づき主として週刊誌が参政党の実態をネガティブな論調で報じていますが、支持率は低下するどころかむしろ上昇している印象さえあります」(同)