フジテレビの人気アナウンサーである宮司愛海氏が、同局の著名なタレント石橋貴明氏によるセクハラ行為の被害者である可能性が浮上し、衝撃を呼んでいる。第三者委員会による調査報告が2025年4月9日に発表され、宮司氏の名前が被害者候補として挙げられたことが明らかとなった。
報告書によると、事件は10年以上前に遡り、当時フジテレビの女性社員が石橋氏からの誘いを受けたことが示唆されている。女性社員は飲み会に参加した後、トイレから戻ると、石橋氏と二人きりの状況に置かれ、突如として下半身を露出されたという。彼女は危険を感じ、即座に退席したと証言している。また、石橋氏はこの件に関して「記憶が曖昧」としつつも、「あってもおかしくない」との見解を示したとされる。
一方、石橋氏は4月16日に事務所を通じて発表したコメントの中で、セクハラ疑惑に対するヒアリングに応じなかった理由として、病気が発覚したことを挙げた。彼は「申し訳ありません」と謝罪しつつ、過去の出来事について詳細を思い出せないと述べた。報告書では、被害者の個人情報が特定されないように配慮されているが、当時のフジテレビにおける彼女の地位から、社内では既にある程度の推測がなされているという。
この騒動は、石橋氏が宮司氏の容姿を弄んだ過去のバラエティ番組での出来事とも関連しており、整形疑惑が浮上したことも影響している。2016年に放送された番組では、石橋氏が宮司氏の鼻について言及し、その結果、視聴者の間で整形疑惑が広がった。
さらに、宮司氏の母親が2021年に亡くなったことも報じられており、彼女の死去は宮司氏にとって大きな試練であった。母親の影響でアナウンサーを志したという彼女にとって、母親の死は心の支えを失う出来事であった。
フジテレビは今回の騒動に対して、迅速な対応を求められており、視聴者や関係者からの注目が集まっている。今後の展開に注目が集まる中、関係者の対応や今後の方針が問われることとなるだろう。