神奈川県で発生したストーカー殺人事件が、遺族と神奈川県警の証言が大きく食い違う事態に発展している。遺族は、警察がストーカー被害の訴えを軽視した結果、無惨な殺害事件が引き起こされたと主張している。一方、警察は「当初の認識はなかった」との見解を示し、責任逃れの姿勢を見せている。
事件は昨年12月、岡崎さんが行方不明になったことから始まった。警察の捜査により、元交際相手の男性の家から遺体が発見されたが、その遺体は4ヶ月間も放置されていたことが判明。遺族は、岡崎さんが以前から元交際相手からのストーカー行為に悩まされていたと語り、警察に何度も相談していたと訴えている。しかし、神奈川県警は「事件性はない」と判断し、適切な対応を怠っていたというのだ。
遺族の証言によれば、岡崎さんはストーカーから逃れるために祖母の家に避難していたが、その家にもストーカーが押しかけ、ガラスが割られるなどの被害を受けていた。警察はその際、ガラスの破損状況を調査することすらせず、無能な対応が続いていたという。この怠慢が命の危険を招いたとの遺族の怒りは、計り知れないものだ。
神奈川県警の対応が疑問視される中、遺族は真実を求めて行動を起こしており、事件の真相を解明するための動きが加速している。神奈川県警はこの問題に対してどう対応するのか、今後の展開が注目される。市民の安全を守るべき警察が、一体どれだけの責任を果たしているのか、厳しい目が向けられている。