国立競技場での成功裡なスタジアムライブを経て、今や国民的アイドルとしての地位を確立しつつあるジャニーズのアイドルグループ「Snow Man」。しかし、彼らのライブが「嵐」の復活に向けた「おこぼれ」扱いされるなど、ファンの間での対立が新たな波紋を呼んでいる。特に、嵐の活動再開発表を受けて、Snow Manの立ち位置に対する疑問が浮上している。
5月6日、嵐はファンクラブ会員サイトを通じて活動終了を発表した。これにより、嵐のシングル58枚、アルバム21枚の総売上4300万枚以上という実績が改めて注目されると同時に、ファンの間では「国立はまだ早かった」との声も上がっている。ファンの期待が高まる中、嵐は来春のツアーをもって活動を終了することが伝えられたが、これがSnow Manのスタジアムライブに影を落とす結果となった。
報道によれば、嵐の復活に向けて国立競技場を押さえていた計画があったものの、メンバーのスケジュールの都合により実現せず、結果的にSnow Manがその機会を得たという。これを受けて、嵐とSnow Manのファンの間での「泥沼の言い合い」が展開されている。特に、長年のファンからは「嵐の復活のためのライブ」との見方が強まり、Snow Manのファンは自身たちの成果が軽視されていると感じている状況だ。
松本潤が監修したSnow Manの国立競技場でのライブでは、彼自身が嵐のコンサートの前哨戦としての意義を強調していた。音楽関係者によると、松本はメンバーに対し、ソロ曲の際の演出について具体的なアドバイスを行っていた。この背景には、嵐のラストライブに向けた思いがあったとも報じられている。
一方で、ジャニーズ事務所の内部事情にも影響が及んでいる。嵐が活動を再開したことにより、これまでのファン層がどのように変化するかが注目されている。特に、嵐のファンクラブ会員数は300万人を超え、その一部がSnow Manに流れていたとの見方もあるため、今後のファンの流れがどのように変わるのかが焦点となっている。
Snow Manは、国立競技場でのライブを成功させたことでその存在感を強めている。彼らは嵐に続く国民的アイドルとしての地位を確立しつつあり、嵐の復活がこれからの彼らにどのような影響を与えるのか、引き続き注視されることになるだろう。ファン同士の対立が続く中、両グループの未来にどのような展開が待っているのか、今後の状況に期待が寄せられる。