タイトル: 花園ラグビー場でのサッカー観戦に物議、運営とスタジアム環境の問題が浮き彫りに
東大阪市の花園ラグビー場で、FC大阪と松本山の試合が行われた。観客数は約1782人と発表されたが、観戦者の中にはその数に疑問を呈する声もあがった。観戦者は、特にスタジアムの運営とグラウンドの状態について問題提起を行い、その結果、試合観戦の体験が大きく損なわれたという。
試合前、観客の集まりは思ったほど活発ではなく、会場は静寂に包まれていた。バックスタンドでは一般の観客が多く、サポーターらしい盛り上がりは見られなかった。試合が進むにつれ、FC大阪が1点を決めたものの、観客の反応は鈍く、スタジアムDJが盛り上げようと試みるも、観客は一体感に欠けた様子だった。
また、スタジアムの第1グラウンドと第2グラウンドの芝の質に大きな格差があることも指摘された。第1グラウンドは人工芝で手入れが行き届いている一方で、第2グラウンドはひどい状態で、まるで土のような芝が広がっていた。この状態で学生たちがラグビーの試合を行うことに対し、運営への不満が高まっている。
観客数のカウント方法についても疑問が提起された。運営スタッフが未成年のアカデミー生や地元中学生によって構成されていたため、カウントの信頼性に疑念が生じた。公式発表の数字と観客の実際の数に差があったことから、観客は運営の透明性に対する不信感を抱くようになった。
さらに、ボランティアとして参加している学生たちに対して、運営側が経済効果を声高に叫ぶ中で、適切な報酬が支払われていないことも問題視された。観客は、スタジアム運営において大人が雇用されるべきであり、ボランティアの負担を軽減する必要があると主張している。
試合後、この問題に関する議論は収束せず、FC大阪が資金計画や施工に関する具体的な進捗を示さない限り、花園を本拠地として使用することを東大阪市が認めない可能性があるとして、今後の展開に注目が集まっている。観客の不満と運営の課題が交錯する中、次回の試合に向けての改善が求められている。