ダルビッシュ有選手が、若手投手の山本由伸選手に対して特別な指導を行った。11日、日本時間12日、ダルビッシュは敵地でのパドレス戦に向けて調整を行っていた。ブルペンでの軽めの投球練習を終えたダルビッシュは、山本のブルペン入りを待ちながら、彼の投球を見守った。
レトコパークでは、ホームとビジターのブルペンが隣接しており、ダルビッシュはパドレスのブルペンから山本の練習を観察していた。山本がブルペンに入って順番を待つ際には、網越しに軽く会話を交わす姿も見られた。前日には、二人はグラウンドで談笑し、さらに大谷翔平選手も加わり、約17分間も話し込んでいたという。
ダルビッシュの存在は、山本にとって心強いものだ。若手とベテランという世代の違いを超え、互いに教え合う関係が築かれていることが伺える。ダルビッシュは、山本の調整を見守りながら、彼に対して優しさと気遣いを示していた。日本人選手同士の絆の深さが感じられる瞬間であり、同じ目線で語り合える関係は非常に貴重だ。
山本にとって、ダルビッシュのような大先輩が近くにいることは、何よりの励みとなるだろう。プロの世界での競争がある中でも、後輩を思いやる姿勢が際立っており、このような交流が日本の野球界において重要な意味を持つことは間違いない。ダルビッシュの指導が、山本の今後の成長にどのように寄与するのか、引き続き注目が集まる。