衝撃的な街頭演説が和歌山選挙区で行われ、二階俊博氏の発言が物議を醸しています。7月7日、MBS毎日放送の公式YouTubeチャンネルで配信されたこの演説では、二階氏が自身の立候補に向けた心境や地域経済について語りましたが、その内容があまりにも薄っぺらいと批判されています。
二階氏は、今年の2月から選挙戦に立ち、挨拶を行っていたものの、自身を知る人がほとんどいないことに不安を抱いていたと述べました。特に、和歌山選挙区における「50億の世子」としての知名度があるにもかかわらず、選挙戦が厳しいものであることを心配していたようです。
演説の中で二階氏は、地方の人口減少や経済の停滞について言及し、地域経済を守るための施策を提案しました。医療や介護、福祉の現場の処遇改善や防災対策についても触れましたが、具体的な対策を示すことはありませんでした。演説の最後に、二階氏が強調したのは「パンダ誘致」であり、これが地域経済にとって重要であると訴えました。この発言は、地域住民の間で驚きと困惑を呼び起こしました。
「観光を通じて和歌山の経済を回す」と語る一方で、パンダ誘致が最重要事項であるかのような発言に対し、地域住民からは「本当にこの人で大丈夫なのか?」という疑問の声が上がっています。ネット上では、「50億を返せ」や「このような演説は誰でもできる」といった厳しい意見が飛び交い、二階氏の演説が響かなかったことが指摘されています。
この演説は、自民党の典型的な言い回しを用いたものであり、多くのことをやってくれそうな印象を与える一方で、実際には具体的な内容が伴っていないとの批判が集まっています。和歌山県民にとって、二階氏が本当に地域をより良くしてくれるのか、疑念が生じる中、今後の選挙戦の行方が注目されます。