立憲民主党の野田佳彦代表(68)が13日、大阪市内で、参院選(20日投開票)大阪選挙区(改選数4)に同党から立候補している新人の橋口玲(れい)氏(56)の応援演説を行った。
【写真】“スーパーの値引きシール”で食料品消費税率0%をアピール
同党の辻元清美代表代行(65)、森山浩行衆院議員(54)らとともにマイクを握った野田氏は、食料品の消費税率を原則1年間、最長2年間0%にする参院選の公約を挙げ「食料品消費税0(れい)、そのために橋口玲、応援をしていただきたい」と、橋口氏の名前をもじって“0%”をアピール。相次ぐ自民党議員の失言を取り上げ「いかに寄り添う気持ちがないかわかりました。ひとりひとりに寄り添う気持ちのない自民党はもう、決別しようじゃありませんか。ひとりひとりと向き合ってきた橋口玲さんに、大阪の代表として、国会で仕事してもらおうじゃありませんか」と支持を訴えた。
演説後のぶらさがり会見で、野田氏は大阪選挙区について「(橋口氏の)公認自体が他の党に比べて遅かったと思いますので、追いついて、追い越していこうというつもりでやっている。候補者自体は弁護士で、政策がよくわかる人。追いついて、追い越せる候補だと思います」と手応え。選挙戦のラストサンデーに、大阪で演説した理由を問われ「やっぱり大票田。選挙区自体も激戦ですし、比例区も考えると、大きな都市部でしっかりと党の存在感を示していくことが大事」と答えた。
これまでの選挙戦を振り返り「序盤から1人区でも接戦区が増えてきている感じがありますので、残りの限られた時間ですが、相手も背水の陣で来る。それ以上の気合と緊張感で、勝ち抜けるよう頑張っていく」と、ラストスパートに目を向けた。
参院選の情勢で、参政党が支持を伸ばしていることについて「“日本ファースト”だったら、自国第一主義だと思いますけど『日本人ファースト』っていうと、へたをすると外国人の排斥につながりかねない、人種差別になりかねない、ちょっと危ない論調だと思いますので、より注意深く、党の主張を聞いていかなければいけないのではないかと思います」と、参政党が掲げるキャッチコピー「日本人ファースト」について指摘した。
野田氏は「我々は多文化共生社会を目指していきますので、その意味では理念は食い違うだろうと思います」と述べた。
(よろず~ニュース編集部)
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