小川アナの突然の欠席が波紋を呼んでいる。7月3日に放送された番組「飲ん23」に出演しなかった小川彩香アナウンサーは、視聴者の間で政権からの圧力があったのではないかとの疑念を呼び起こしている。欠席の理由は一切説明されず、視聴者の不安は募るばかりだ。
事の発端は、7月1日に行われた投資討論に遡る。この日、石破茂氏が米の適正価格について長々と語る中、小川アナが時間の都合で締めくくりを促すと、石破氏は「そんな簡単な話じゃない」と不機嫌な態度で反論した。この一幕に対し、視聴者からは小川アナが正論を述べたとの声が多く上がっていた。
その後の小川アナの欠席は、視聴者にとって不自然なタイミングであり、圧力があったのではないかとの憶測が飛び交うこととなった。小川アナはフリーアナウンサーであり、育児中でもあるため、夏休みや子供の体調不良といった理由も考えられたが、TBSは以前から決まっていた休暇と説明している。しかし、その説明に対しても視聴者の不信感は強まっている。
視聴者の中には、政権がテレビ局に圧力をかける構造が常態化しているとの指摘もある。討論番組において言うべきことを言えない空気が、政治とメディアの両方によって作られているのではないかとの声も上がっている。石破氏の態度や討論の進行に対する批判も強く、視聴者は「この国の病理」として問題視している。
小川アナの欠席が引き起こした議論は、報道の自由や言論の圧力に関する重要な問題を浮き彫りにしている。視聴者からは、言論に圧力をかけた側に対する厳しい姿勢が求められている。政治とメディアの関係が問われる中、今後の展開に注目が集まる。