ABEMAで放送された特集番組が、クルド人に関するヤラセ報道の疑惑で大炎上している。この問題は、田村淳氏が現地取材を行った川口のクルド人問題に関する特集に端を発しており、視聴者からの強い反発が寄せられている。
番組内で田村氏が接触したクルド人たちは、犯罪行為とは無縁の「良い人たち」として描かれていたが、視聴者からはその表現に対する疑念が噴出。特に、6月2日に議員視察の車を取り囲み、暴言を浴びせたとして問題視されたクルド人が、番組内で美化されていたことが指摘されている。さらに、今年3月に暴行で逮捕された不法滞在者も同番組に登場していたことから、視聴者は「犯罪歴のある人物を公共の電波で取り上げることは許されない」との声を上げている。
視聴者の中には、「カメラが回っているときだけ良い行動をするのは当然」との批判や、「川口で生まれ育った日本人の声を無視している」といった意見も見受けられる。これに対し、ABEMAやその関連メディアに対する不信感が高まっており、特に朝日新聞グループへの批判が強まっている。
また、番組の内容が「地域に貢献する良い人」としてクルド人を描く手法は、被害者への冒涜であり、視聴者の感情を逆なでするものであるとの意見も多く寄せられている。視聴者は、「このような報道が続く限り、我慢の限界が来る」と警鐘を鳴らしており、今後の報道姿勢に注目が集まっている。
この問題は、単なるメディアの偏向報道にとどまらず、地域社会におけるクルド人との関係や、日本社会における多文化共生のあり方にも影響を及ぼす可能性がある。視聴者の反応は、今後の報道の在り方や、メディアの責任について考える重要な契機となるだろう。