新型深海探査機「うらしま8000」が横須賀で衝撃公開!水深8000mの探索が可能に
横須賀市にある海洋研究開発機構ジャムステックで、最新の深海探査機「うらしま8000」が報道陣に公開されました。この探査機は、最大水深8000mの超深海を広域に調査する能力を持ち、これまでの6500mの限界を大きく超えるものです。近年、無人探査機による広域探査が進化を遂げている中で、日本もこの革新的な技術を手に入れることができました。
「うらしま8000」は、約9億円をかけて改造された巡口型探査機で、3500mだった先行能力を大幅に向上させ、世界一の深度探査能力を実現しました。この探査機の運用により、日本の排他的経済水域の98%をカバーし、地震のメカニズム調査や未踏の深海生物の探索が可能となります。
日本周辺の海域は、深さが8000mを超える場所が存在しており、これまで到達できなかった超深海体の探査が急務とされていました。今年7月には、試験的に最大8000mの深海への初挑戦が予定されています。この挑戦が成功すれば、東日本の深海における新たな知見が得られることが期待されます。
「うらしま8000」の登場は、深海研究の新たな時代の幕開けを告げるものであり、その活躍が待たれます。日本の海洋研究がどのような成果を上げるのか、目が離せません。